第4回関東?甲信越静地区高校生探究学習発表会を開催

立教大学国際化推進機構

2019/12/23

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

立教大学主催、第4回関東?甲信越静地区高校生探究学習発表会の様子をお届けします。

実施概要

2019年12月15日に、第4回関東?甲信越静地区高校生探究学習発表会を池袋キャンパスで開催しました。この発表会は、本学が国際化を推進していくにあたり、スーパーグローバルハイスクール(以下、SGH)指定校との連携強化の一環として2016年度から開催しています。今回は、SGHに加え、「WWL(ワールド?ワイド?ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」及び「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の高校も対象に、20校から約200名の生徒が参加し、日々取り組んでいる課題研究について日本語または英語によるプレゼンテーション、ポスター発表を行いました。
プレゼンテーション発表には、全28組が参加しました。それぞれ8分間のプレゼンテーションの後に、本学教員による質疑応答?助言、フロアからの質疑応答を行いました。発表した高校生は、自らの研究課題についてスライドを用いてわかりやすく発表を行い、質問等にもしっかりと自身の言葉で回答していました。発表内容のレベルは、昨年に比べ全体的に高まった印象があり、フロアからの質疑応答、コメントシートによるフィードバックなど、他校の生徒間での交流も積極的に行われていました。プレゼンテーションの時間終了後にも、個別に本学教員への助言を求める姿などもあり、研究活動をさらに発展させ、今後の学習に対するモチベーションアップの機会となったようです。
ポスター発表では、全41組が参加し、各自取り組んでいる課題研究の内容をまとめたポスターを用いて、来場者に対して随時発表を行いました。本学教員(評価者)からの質問や助言のほか、発表者からも来場者に積極的な働きかけがなされ、活発な説明と質疑応答が行われました。
発表終了後、全体で表彰式が行われました。松本茂グローバル教育センター長からは、「環境、異文化、平和など、多様な社会課題をテーマに研究がなされていたが、それを自分事として捉え、さらにフィールドワークや実験を行うなど、具体的なアクションを起こしている点が素晴らしい取り組みである。今日学んだことを今後の研究に活かしていってほしい。」と激励の言葉が送られました。
表彰結果は以下の通りです。

ポスター優秀賞

プレゼンテーション銀賞

プレゼンテーション金賞

1)ポスター日本語部門(優秀賞4チーム)
:「所詮、他人ごとですか? —マレーシアの環境問題に触れて—」
(千葉県立成田国際高等学校)
:「日本のジェンダーギャップ」(長野県上田高等学校)
:「高齢者向け食事の提案~雑穀で栄養豊富においしく優しく~」
(群馬県立中央中等教育学校)
:「緊急地震速報連動型ガラス飛散防止システムの研究 ~カーテン制御装置の製作~」
(東京工業大学附属科学技術高等学校)

2)ポスター英語部門(優秀賞4チーム)
:「小水力発電の普及」(山梨県立甲府第一高等学校)
:「Are there differences in “nuclear education” between Nagasaki and other areas?」(創価高等学校)
:「How can people reduce the amount of food loss per meal?」
(佼成学園女子中学高等学校)
:「外国人観光客が日本の医療を受けやすくするための改善策」
(東京学芸大学附属国際中等教育学校)

3)プレゼンテーション日本語部門
 金賞:「生活排水から河川を守ろう~MAIENZAの普及と私たちの行動改善~」
(富士見丘中学高等学校)
   :「市民が未来を構築するための歴史教育を考案?実施する」
(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
 銀賞:「減少する労働力を補填するための自動運搬車の研究」
(東京工業大学附属科学技術高等学校)
   :「SNSを用いた実験動画による教育支援」(順天高等学校)

4)プレゼンテーション英語部門
 金賞:「フルーツの皮を用いた水中に溶存する重金属の除去」
(東京工業大学附属科学技術高等学校)
   :「小水力発電×エネルギー問題」(山梨県立甲府第一高等学校)
 銀賞:「How can we build a cashless society?」(佼成学園女子中学高等学校)
   :「ドキュメンタリー作品による原子力発電に対する意識改革」
(東京学芸大学附属国際中等教育学校)

開催概要

日 時
2019年12月15日(日)10:00~16:00
場 所
池袋キャンパス 11号館?マキムホール(15号館)
参加校
関東?甲信越静地区校20校(対象全43校中)
プレゼンテーション28チーム、ポスター発表41チーム
<参加校一覧>
茨城県立土浦第一高等学校、群馬県立中央中等教育学校、埼玉県立不動岡高等学校、千葉県立佐倉高等学校、千葉県立成田国際高等学校、千葉県立松尾高等学校、東京工業大学附属科学技術高等学校、東京学芸大学附属国際中等教育学校、東京都立南多摩中等教育学校、渋谷教育学園渋谷中学高等学校、富士見丘中学高等学校、順天高等学校、佼成学園女子中学高等学校、創価高等学校、神奈川県立横浜国際高等学校、新潟県立国際情報高等学校、山梨県立甲府第一高等学校、長野県長野高等学校、長野県上田高等学校、静岡県立三島北高等学校
主 催:立教大学
後 援:文部科学省
協 力:グローバル?リンク?シンガポール日本事務局
来場者数:合計330名:240名(参加生徒、引率教員)、90名(一般)

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